車検の基礎知識を教えます!

「車検って何のために受けるの?」「定期点検をしているのに車検は必要?」とお考えの方へ、こちらでは車検の基礎知識をご紹介します。

そもそも車検とは、車の安全確保と公害防止のために、国が定めた安全基準と環境基準に適合しているかどうかを検査することです。新車を購入した場合は3年後に車検を受け、その後は2年毎に受けるよう義務付けられています。車検が切れると公道を走行することができなくなり、重い罰則や行政処分に科せられるため、注意が必要です。

車検費用に含まれるものとは?

車検費用に含まれるものとは?車検料金の見積もりやお問い合わせはお気軽に!

車検費用の内訳を簡単に見てみましょう。まず、車検費用は「車検基本料金」と「法定費用」の合計額で構成されています。法定費用とは、自賠責保険料や重量税、印紙代の合計額で、どこの車検場へ持っていっても同じ金額です。

それに対し、車検基本料に含まれているものは、基本的に24ヶ月点検整備代、検査代、そして代行手数料などです。車の状態によっては別途追加整備が必要になったり、オイルやタイヤといった消耗品の交換がある場合は、さらに料金が追加されます。どのようなパーツを交換するか、点検整備をどこまでするかで料金は変わってきます。

実は多い車検の種類

実は多い車検の種類。車検に関する見積もり・お問い合わせはお気軽に!

車検は1995年に制度の見直しがされて依頼、様々な場所で受けられるようになりました。【田崎自動車工業】が行う民間整備工場車検の他にも、次のような車検の種類があります。

・ディーラー車検

ディーラー車検は、自動車メーカーの新車を販売している店舗で行う車検のことです。信頼性が高く、設備や技術レベルも高いですが、その分車検費用も高いという特徴があります。

・車検専門フランチャイズ車検

車検のみを扱うフランチャイズ車検は、料金設定が明確で安いのが特徴です。系列店であればどこでも一定水準の整備やサービスが受けられますが、車検に必要な項目以外の点検は行わないのがほとんどです。

・カー用品店車検

カー用品店車検とは、車のタイヤやオイル、アクセサリーパーツを販売するお店で受ける車検のことです。交換するオイルやパーツを幅広い商品の中から選べるのがメリットですが、やはり設備・経験面などは車検専門店に軍配が上がります。

・ガソリンスタンド車検

ガソリンスタンド車検は、いきつけのスタンドで手軽に受けられるのが大きな特徴です。スピーディーで料金も安いですが、整備士のレベルにバラつきがある場合や代車がない場合もあります。

・ユーザー車検

自分で車検を行うことをユーザー車検といいます。
手間がかかっても、とにかく車検費用を安くしたいという方や車の知識を持っている方にとってはメリットが大きいですが、そうでない方はかえって時間もコストもかかることがあり、あまりおすすめできません。

知っていますか?民間指定工場と認証工場の違い

知っていますか?民間指定工場と認証工場の違い

民間の車整備工場には、「指定工場」と「認証工場(認定工場)」の2種類があるのをご存じですか?両方とも国から自動車整備を認められた工場ですが、検査方法はそれぞれ異なります。

民間指定工場は、陸運支局に代わって車検を行える工場のことをいい、自社工場内に陸運局と同じ検査ラインを持っています。認証工場も指定工場同様に車の点検整備や修理などが行えますが、検査ラインを持っていないため、実際は陸運支局へ直接持ち込んで検査を行います。

民間の整備工場が指定工場になるには、国の定める厳しい認定基準をクリアしなくてはいけません。そのため当社のような民間指定工場では、検査設備や国家整備士を揃えて厳しい目で車検を行い、整備不良車を出さないよう努めています。

車検が受けられる期間について

車検が受けられる期間について

車検は有効期間の1ヶ月前から受けることができます。しかし、早く受けたからといって有効期間が短くなるわけではありません。

例えば4月1日の有効期間の車を1ヶ月前の3月2日に車検を通した場合、新しい車検証の有効期間は4月1日から2年後の4月1日までとなります。早めに車検が受けられるのは、検査場の混雑を緩和するという目的があるからです。

車検の有効期間は、車検証の左下にある項目「有効期間の満了する日」で確認できます。また、車の前面ガラス中央上部に貼られたステッカーにも有効期間が記載されています。

車検時の荷物はどうするべき?

車検時の荷物はどうするべき?車検にまつわる疑問は【田崎自動車工業】へ!

いざ車を車検に入れようと思った時、どのような状態で出せばいいのか迷われたことはありませんか?車はなるべく新車の状態にして出すのが良いといわれていますが、チャイルドシートを設置していたり、トランクに荷物をたくさん乗せていたり、装飾品が付いていたりすると、「いちいち降ろすのは面倒だな・・・」と思われることもあるでしょう。

結論から申しますと、荷物を積んだままでも車検に入れることは可能です。しかし、重量のあるものは降ろしておくことをおすすめします。なぜなら、重さによって車高が下がってしまったり、ブレーキ検査にて左右のブレーキがアンバランスになったり、ヘッドライトの光軸が合わなくなったりと、検査の精密さに欠けてしまうことがあるためです。

また、室内清掃の際に荷物や装飾品を出し入れすることもありますので、破損や紛失などの面から見ても、事前に出しておいた方が安心です。

必要な書類とは? 

車検時には、必要な書類がいくつかあります。

・自動車検査証(車検証)

自動車検査証は、車が保安基準に達していることを証明するための書類です。車検に合格した際に交付されるもので、自動車登録番号や車名、車台番号、種別、型式、用途、有効期間など、車に関する様々な情報が記載されています。この自動車検査証は、車を動かす際には必ず携行するよう義務づけられているため、失くさないよう注意してください。

・自賠責保険証明書

自賠責保険証明書は、車の所有者に加入義務がある自動車損害賠償責任保険の保険証です。自賠責保険証明書を載せずに公道を走ると、罰金や懲役刑に科せられることもあるため注意してください。失くした場合は、すぐに保険会社で再発行の手続きを行いましょう。

車検のチェック項目について

車検のチェック項目について。車検の料金見積もりやお問い合わせは【田崎自動車工業】まで

ところで、皆様は車検のチェック項目についてご存じでしょうか?現在、自動車点検基準で定められている24ヶ月点検は全部で56項目あり、大きく分けるとエンジンルーム・室内・足回り・下回りに分けられます。

  • エンジンルーム・・・エンジンの調子は良いか、オイルの劣化や漏れはないかなどをチェックします。
  • 室内・・・ハンドブレーキやフットブレーキは正常かなど、制動装置に関する部分の点検が主です。
  • 足回り・・・走行中に重要な役割のあるブレーキ系統や、タイヤの装着具合などを念入りに点検します。
  • 下回り・・・マフラーや触媒装置など、排気系統をメインに点検が行われます。環境保全のために、排気ガスに含まれる有害物質の量もチェックします。
  • うっかり車検が切れてしまったら!?

    車検が切れた車は公道を走らせることができません。そのため、うっかり有効期間を過ぎてしまったという時は、お気軽にお問い合わせください。整備工場では、車両運搬車による車の搬入が可能です。

    ご自分で運転したい時は、仮ナンバーの取得手続きを行わなくてはいけません。また、もし無車検走行をした場合は、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられ、6点の違反点数を受けることになります。